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薬屋のひとりごとキャラクター一覧

Oshiro
(引用:『薬屋のひとりごと』1巻表紙より)

2023年10月より放送開始!書店やYouTubeでのプロジェクトPVなどで見かける機会が増えた『薬屋のひとりごと』を今から読もうとしている方は必見!この記事では『薬屋のひとりごと』に登場するキャラクターの名前と役職、設定についてまとめました。世界観が中世の東洋風ということもあり、キャラクターの名前の読み方がわからない、顔と名前を一致させるのが苦手、と言う方に特におすすめな内容となっております。この記事を読めば、知りたいキャラクターたちについてスムーズに知ることが出来ます。(当記事は本編のネタバレを含む内容となっております)

登場人物・キャラクター

『薬屋のひとりごと』に登場するキャラクターの名前や役職、設定をまとめました。

主人公

猫猫(マオマオ) cv.悠木碧

猫猫(マオマオ) 1話
(引用:『薬屋のひとりごと』1話より)

本作の主人公。17歳。森で薬草採取をしていたところを拐かされ、売られて後宮の下女となった。とある事件がきっかけで壬氏の目に留まり、玉葉妃付きの侍女(毒味役)として出世。鋭い観察眼と薬の知識を元に後宮で起こる様々な事件の謎解き役として壬氏にこき使われることになる。

薬マニアの一面を持ち、薬のことになると我を忘れて恍惚とした表情を浮かべることもしばしば。自身の左腕を使って薬効を試すことを厭わない為、左腕の包帯をとると無惨な傷跡が残っており、他人からは虐待を受けたあとのように見える。心根は優しいものの人付き合いはうまいとはいえない。暴漢対策として醜女に見えるよう顔にそばかすの化粧を施している。

壬氏(ジンシ) cv.大塚剛央

壬氏(ジンシ) 1話
(引用:『薬屋のひとりごと』1話より)

後宮を管理する天女のような美貌をもった宦官。公には24歳としているが実は19歳(ビッグガンガンコミックス版34話時点)。上級妃を皇帝に推薦したり、後宮で起こった厄介事を解決するよう猫猫に指示したりしている。自身の美貌になびかないどころか虫を見るような目で見てくる猫猫を大層気に入っている。しかし好意の伝え方が拙く、猫猫に粘着質で面倒な人とだ思われている。

宦官にも関わらず去勢していなかったり(男性機能を低下させる薬を飲んではいる)、皇帝と親しくしていたり、阿多妃と風貌がよく似ていたりと何かと謎の多い人物。

妃と公主

玉葉(ギョクヨウ) cv.種﨑敦美

玉葉(ギョクヨウ) 1話
(引用:『薬屋のひとりごと』1話より)

翡翠宮に住む皇帝の上級妃。位は貴妃。19歳。猫猫の助言により自身と公主の体調が回復したことを感謝し、猫猫を自分の侍女へと取り立てる。性格は朗らかで気さくだが、同時に聡明さと用心深さも持ち合わせており皇帝の寵愛を受ける理由も頷ける人物。鈴麗に次いで、皇帝の子をお腹に宿している。

鈴麗(リンリー)

(引用:『薬屋のひとりごと』1話より)

皇帝と玉葉妃の娘。位は公主。物語の序盤は赤ん坊だったが、後宮内の庭園を歩き回れるまで成長。人見知りだが好奇心旺盛で猫猫にもよく懐いている。

梨花(リファ) cv.石川由衣

梨花(リファ) 7話
(引用:『薬屋のひとりごと』7話より)

水晶宮に住む上級妃。位は賢妃。23歳。猫猫の助言を聞かず毒を含んだ白粉を使用し続けた結果、東宮を失い自身も衰弱していたが、猫猫の看病により持ち直す。第一話では気性の激しい様子を見せたが、壬氏が推薦するだけあって常時の梨花妃は気品と寛大さを持ち合わせた、人の上に立つべき器を持った才女である。その後、猫猫が授けた花街仕込みのテクニックにより皇帝の寵愛を取り戻し、子を授かる。

里樹(リーシュ) cv.木野日菜

里樹(リーシュ) 6話
(引用:『薬屋のひとりごと』6話より)

金剛宮に住む上級妃。位は徳妃。位は徳妃。14歳。先帝の妃だったが先帝の崩御後出家。そして現皇帝の妃へ取り立てら得ると数奇な人生を送っている。見目麗しい美少女だが皇帝の相手としては幼く、夜伽は未経験。特殊な経歴と妃としての役割を果たせていないことから自分の侍女達に侮られ、いじめを受けている。そんな境遇からか先帝の妃時代から交流があった阿多妃のことを母親のように慕っている。乳幼児の頃にハチミツを食べて死にかけたことがある。

阿多(アードゥオ) cv.甲斐田裕子

阿多(アードゥオ) 15話
(引用:『薬屋のひとりごと』15話より)

柘榴宮の住む上級妃。位は淑妃。35歳。現皇帝の乳姉弟であり友人だったが即位前の東宮時代に妃となった。皇帝との間に男児を授かるも出産日が皇后(現在の皇太后)と重なってしまい処置が後回しにされた結果、子供は無事生まれたが子宮を失ってしまう。更に悲劇は重なり、生まれた子供は間も無く死亡している。子を産めないことから位を下げ、楼蘭妃に宮を明け渡した後は離宮に移り住んだ。

楼蘭(ロウラン)

楼蘭(ロウラン) 23話
(引用:『薬屋のひとりごと』23話より)

阿多妃と入れ替わりで柘榴宮に入った上級妃。位は淑妃。17歳。派手なメイクと様々な衣装で着飾っているため毎回印象が違って見える。父親の子昌は先帝時代からの重臣で皇帝ですら無碍に出来ない油断出来ない相手である。

芙蓉(フヨウ) cv.川井田夏海

芙蓉(フヨウ) 4話
(引用:『薬屋のひとりごと』4話より)

中級妃。小さな属国の第三公主。入内して2年が経過したが帝の御手付きにならず、手柄を立てた武官に下賜されることになっている。夜な夜な塀の上で舞を踊るという奇行を繰り返したことにより幽霊騒ぎとして噂が広まるが、奇行の原因は夢遊病ではないことを猫猫は見抜き、玉葉妃だけに”自身の推測”として事の真相を話した。

侍女

紅娘(ホンニャン) cv.豊口めぐみ

紅娘(ホンニャン) 2話
(引用:『薬屋のひとりごと』2話より)

玉葉妃の侍女頭。30歳。結婚願望はあるが優秀過ぎるが故、男性を寄せ付けない雰囲気がある。玉葉への忠誠心は相当なもので、派閥に関係なく手を貸す猫猫に対し、玉葉妃を裏切るようなことはしないようにと釘を刺している。

桜花(インファ) cv.引坂理絵

桜花(インファ) 8話
(引用:『薬屋のひとりごと』8話より)

玉葉妃付の小柄な侍女。明朗快活な性格をしており、おしゃべりが好き。他の妃の侍女達の挑発に乗り、怒りを露わにすることもしばしば。猫猫の左腕の傷跡を見て、悲惨な境遇で育った娘であり、心優しい壬氏はそのことを哀れんで目を掛けてやっていると勘違いしている。

貴園(グイエン) cv.田中貴子

貴園(グイエン) 8話
(引用:『薬屋のひとりごと』8話より)

玉葉妃付の侍女。桜花が他の妃に仕える侍女と一触即発の雰囲気になった際には、争いに加わること無くなだめ役に回っている。他の翡翠宮の侍女同様、猫猫が凄惨な過去の持ち主だと勘違いしている。

愛藍(アイラン) cv.石井未紗

愛藍(アイラン) 8話
(引用:『薬屋のひとりごと』8話より)

玉葉妃付のすらりと背の高い侍女。気が弱く、心配になると眉を下げていることが多い。桜花が他の妃の侍女と一触即発の雰囲気になった時は真っ先に止めに入っていた。妄想力が豊で、やはり猫猫が悲惨な環境で育った娘だと勘違いしている。

杏(シン) cv.木下紗華

杏(シン) 51話
(引用:『薬屋のひとりごと』51話より)

梨花妃の侍女頭。梨花の父の姉の子であり姉妹同然に育ってきた従姉妹。同じ境遇で育ちながら梨花が妃になったことが気に食わず、侍女頭という立場を利用して彼女を貶めようとしていたが、企みが露見し追放処分となる。

河南(カナン) cv.庄司宇芽香

(引用:『薬屋のひとりごと』8話より)

里樹妃付きの侍女で毒味役。そして里樹妃をいじめている加害者の一人。里樹妃が魚介アレルギー持ちだとしりながら魚介の入った玉葉妃の膳と取り替え、嫌がらせしようと企んでいた。しかし食物アレルギーがいかに人体に影響を与えるか猫猫から釘を刺された後は心を入れ替え、侍女としての職務に励むようになる。

風明(フォンミン) cv.日髙のり子

風明(フォンミン) 16話
(引用:『薬屋のひとりごと』16話より)

阿多妃付きの侍女頭。阿多妃を心から敬愛し、忠義心に溢れた侍女。産後の肥立ちが悪い阿多妃に変わり彼女の子(東宮)を育てていたが、滋養強壮の為に与えていた蜂蜜が乳幼児には毒になると知らず、死なせてしまう。阿多妃に真相を知られてしまうことを恐れ、蜂蜜が乳幼児に毒だと知っている里樹妃が阿多妃と接触しないよう手を回しただけでなく、殺害しようとしていた。

皇帝の一族

皇帝 cv.遠藤大智

皇帝 5話
(引用:『薬屋のひとりごと』5話より)

現皇帝。34歳。風格のある髭を蓄えた、がっしりとした体つきの持ち主。幼女趣味だった父親と違い、胸周りのある豊満な女性が好み。好色だが娘である鈴麗のことは大切にしている。

皇弟

(引用:『薬屋のひとりごと』7話より)

歳の離れた皇帝の弟。幼女趣味の先帝が成人済みの皇后と子を成せるのか疑問に思う者も多く、その出自を疑う者も多い。体が弱く自室に籠もっていることが多いとのことで、現時点では物語に登場していない。

安氏(アンシ)

(引用:『薬屋のひとりごと』55話より)

皇太后。父親の策略で中級妃となった異母姉の侍女として十歳で後宮に入り、思惑通り先帝に見初められた。そしてすぐ現皇帝を身籠もり、その時帝王切開で出産。その時の傷が腹に残っている。その後第二子である皇弟を出産している。

先帝

(引用:『薬屋のひとりごと』58話より)

5年前に崩御した先の帝。幼女愛好家、愚帝、昏君(ばかとの)、女帝の傀儡など揶揄されており、周囲の評価はとても低い。期せずして帝となったものの王の器ではなく、人目を惹く容姿はしていたものの幼い少女にしか話しかけられない心の弱い人物だった。

女帝

(引用:『薬屋のひとりごと』54話より)

先帝の母親。心の弱い息子を守る為に権威を振るっていた。猫猫が生きる時代の平均寿命よりは大分長生きしたらしいが、先帝より先に逝去。

後宮で働く人達

高順(ガオシュン)cv.小西克幸

高順(ガオシュン) 3話
(引用:『薬屋のひとりごと』3話より)

壬氏の付き人で教育係。壬氏の正体を知っている数少ない人物。妻は壬氏の乳母だった。武官のような体格をしており、妻と三人の子、そして孫もいる。壬氏同様去勢しておらず、男性機能を低下させる薬を飲んで後宮での勤めを果たしている。猫猫のことは小猫(シャオマオ……小はちゃん付けを意味する)と呼んでいる。

水蓮(スイレン)

水蓮(スイレン) 22話
(引用:『薬屋のひとりごと』22話より)

壬氏の身の回りの世話をしている五十路の侍女。安氏の侍女だった経歴を持つ。壬氏が幼い頃から仕えている名残りで、壬氏のことを「坊ちゃん」と呼ぶことがある。

虞淵(グエン) cv.かぬか光明

 虞淵(グエン) 3話
(引用:『薬屋のひとりごと』3話より)

医局の宦官。猫猫曰く「ヤブ医者」。医官としての腕は残念だが、部外者である猫猫に茶菓子を出したり、迷い込んだ子猫の世話を焼いたりと人柄は良い。実家は紙作りを生業としており、妹が家業を継いでいる。

小蘭(シャオラン) cv.久野美咲

小蘭(シャオラン) 1話
(引用:『薬屋のひとりごと』1話より)

後宮下女。猫猫の数少ない友人。実家が貧乏な為、後宮に売られた。年季が明けた後のことを考え、読み書きなどの勉強に励んでいる。

翠苓(スイレイ) cv.名塚佳織

翠苓(スイレイ) 22話
(引用:『薬屋のひとりごと』22話より)

官女。厩裏に薬草畑を世話している。蘇りの薬を植えたいと猫猫にほのめかした。とある事件に関与しているとして官たちが彼女の部屋に踏み込んだが、死を偽装してまんまと逃走した後は行方知れずとなっている。

毛毛(マオマオ)

毛毛(マオマオ) 42話
(引用:『薬屋のひとりごと』42話より)

後宮に迷い込んだ三毛猫の子猫。最初は公主の愛玩用として育てられていたが、後に皇帝より『盗賊改(とうぞくあらため)』の官職を賜り、医局の備蓄を守るネズミ捕りとして活躍中。

子翠(シスイ)

子翠(シスイ) 42話
(引用:『薬屋のひとりごと』42話より)

小蘭の友人であり、人付き合いが得意ではない猫猫とも気さくに話せる少女。猫猫の薬好きに匹敵するほど、大の虫好き。

深緑(シェンリュ)

(引用:『薬屋のひとりごと』50話より)

診療所に勤める中年の女官。緑が掛かった瞳をしている。

武官・宦官

李白(リハク) cv.赤羽根健治

李白(リハク) 7話
(引用:『薬屋のひとりごと』7話より)

鍛えられた肉体と誠実な人柄を持つ若い武官。園遊会の際に猫猫に簪を渡した縁で緑青館三姫の一人、白鈴と極上の一夜を共にし恋に落ちる。彼女の身請け金を用意するために日々努力している。

羅漢(ラカン) cv.桐本拓哉

羅漢(ラカン) 25話
(引用:『薬屋のひとりごと』25話より)

武官。時代が時代なら太公望と称賛されるほど優秀な軍師だが、狐目に片眼鏡と見るからに胡散臭い風貌を持つ男。人の顔を認識出来ない体質であり、多くの者は碁石もしくは将棋の駒にしか見えない。ただし例外もあり猫猫と鳳仙だけは顔がわかる。猫猫の実父であり、影ながら娘を溺愛している。

馬閃(バセン) cv.橘龍丸

馬閃(バセン) 25話
(引用:『薬屋のひとりごと』25話より)

武官。猫猫のことはあまりよく思っていない模様。高順の末の息子。

花街

白鈴(パイリン) cv.小清水亜美

白鈴(パイリン) 20話
(引用:『薬屋のひとりごと』20話より)

緑青館三姫の一人で猫猫にとっては母親に近い存在。舞踏を得意とする最高級妓女で筋骨隆々な男性が好み。性欲がたいへん旺盛な為、男性の方が疲労してしまうことが多い。妊娠していなくても母乳が出るという特異体質だったため赤ん坊の猫猫に乳をやり、世話をしていた。

梅梅(メイメイ) cv.藩めぐみ

梅梅(メイメイ) 20話
(引用:『薬屋のひとりごと』20話より)

緑青館三姫の一人で猫猫とっては姉のような存在。歌だけでなく、客と碁や将棋が打てる頭脳派の最高級妓女。縁から羅漢の接客をしており、恋心を抱いていた。かつて鳳仙の禿をしていてた。

女華(ジョカ) cv.七海ひろき

女華(ジョカ) 20話
(引用:『薬屋のひとりごと』20話より)

緑青館三姫の一人で最高級妓女。白鈴、梅梅と比べ物静かな印象を受けるが、猫猫を気に掛けている。

やり手婆(やりてばばあ) cv.斉藤貴美子

やり手婆(やりてばばあ) 47話
(引用:『薬屋のひとりごと』47話より)

緑青館の店主であり遣手(やりて)と呼ばれる妓楼の遊女たちのしつけや言動に目を光らせる役割の老婆。金にがめつい。昔は175cm近くあったが歳と共に背が縮んだ。元は売れっ子の妓女であり、当時のお上に招かれ、外賓の前で舞を披露したこともあった。

羅門(ルォメン) cv.家中宏

羅門(ルォメン) 12話
(引用:『薬屋のひとりごと』12話より)

猫猫の育ての親で腕のいい薬師。猫猫からは「おやじ」もしくは「おやじどの」と呼ばれている。元後宮医官の宦官。若い頃は留学しており西方の医術の心得もある。とある事情により肉刑を受け、片膝の骨がない。後に羅漢の叔父であることが判明した。

鳳仙(フォンシェン)

鳳仙(フォンシェン) 37話
(引用:『薬屋のひとりごと』37話より)

緑青館の元最高級妓女。身請け話が出ているにも関わらず羅漢と一夜を共にして娼館の掟を破った為、信用を落とした。その後、相手を選ばず客を取る生活を送ったため梅毒を患ってしまい、鼻は削げ、もはや言葉すらろくに交わせない程容態は悪化している。緑青館の奥で匿われていたが、猫猫の計らいにより羅漢との再会を果たし身請けされた。猫猫の実母。尚、web版(小説家になろうにて掲載)では羅漢との一件の後、相手を選ばず客を取る生活を送った事により病を患い、死亡している。

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